ヤミ金
ヤミ金融という名称をここ数年、本当によく耳にします。
ヤミ金融とは、出資法上限金利(年利29.2%以内)は全くの無視で、数千パーセントの金利を課す等の違法業者を言います。
ドラマだけかと思いましたが、本当に会社宛に100枚ファックスの嫌がらせや1分おきの電話、赤字で「金返せ」の郵便物なんてやるんですね。
以前、勤めていた会社の従業員で結局退職になった人がいました。
嫌がらせに対して借りた方も被害者なんですが、他の従業員にも迷惑がかかる、業務に支障が生じるという点において、会社も対処せざる得なかったのです。
こういうようなヤミ金融行者の被害件数が急増したせいか、あちらこちらで対策が講じられています。
ヤミ金融業者に手を出さない事が一番ですが、万が一引っかかってしまったら 、1.被害状況の整理(相手業者の詳細、被害内容の詳細)2.相談の窓口へ連絡(貸金業者の登録番号の有無により相談窓口が異なります。
)ある意味、常識の通じない相手です。
自分で自己解決しようとせずに、専門機関に相談するのが一番です。
返済を規定期間以上してた場合、借入れ元金を法的金利内で計算しなおして、本来なら支払いが完了してたとしたら、残金は返済不要となる場合や自己破産や民事再生法などもありますが、そういう法的措置も一般の市民が自分では何とかできない分野です。
万が一にもヤミ金融だと借入れ後気付いたのであれば、早急に身近に相談機関がないか探す事をお勧めします。
ヤミとは言っても、各都道府県の登録を受けた業者が多いのです。
●貸金業者の登録番号と商号、所在地、代表者名、代表電話番号(代表番号がなく、090で始まる携帯の場合が多いようです)を確認してください。
●相手のペースに乗ったで契約せず、もう一度冷静に考えてください。
●東京都貸金業協会の会員を名乗った場合は、会員リスト検索を利用して確認してください。
(会員でなくても、会員と同じ企業名を名乗ったり、偽の会員番号で消費者を騙そうとするヤミ金融業者もいるようですので、要注意です。
) 上記のような確認方法で、確認しても100%やみ金融と取引しない方法というわけではないのです。
身近な金融機関でない限り、取引しないというのが確実な対処法です。